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2004.03.22

つまり/要するにをうまく使おう

私は話の中に「要するに」「つまり」「結局」がとにかく多い。10分のうちに10回以上使っている部分が何箇所もあった。ほとんどは、なくても意味が通じる。これは今後、意識して直した方がよさそうと思った。歩き回ったり、身体を傾けると見栄えがよくないことも知る。
著者が現代人の濫用として槍玉に挙げる言葉に、「やはり」「要するに」「とりあえず」「逆に」「ある意味」「基本的に」がある。これらの言葉が本来の意味を持たずに話されることが多いというのだ。正直、耳が痛い。私も該当者だから。なくても、意味が通るのに使ってしまうことが多い。


私は「つまり」とか「要するに」を多用する人です。でもそれは確信犯です。自分が言語認識力のあるほうではないので、特に会話の場合は、一度耳を通るだけではきちんと頭に入りにくいのです。ですから、幾通りかの表現で何回か言ってもらえるほうが嬉しく、自分が何か言う時もそれを気をつけている、と。本当は、自分の言葉で言い直して確認する(してくれる)ほうが好みですが、相手がそういう行動を取らず、理解度合いが測れない場合は言い直さざるを得ません。ちなみに私はすぐにそうやって確認しようとするわけですが、それが相手の言葉を遮る結果になったりもして、やはり難しい所ではありますね。

でも、本当は、考えながらしゃべっていたりして、しゃべっている途中でより良い表現を思いついては、「つまり、~」と言ってしまうことも。で、「つまり」以降が元の表現と比べて全然詰まっていない、とか^^;。この場合は「言い換えると」と正しく言わねばですね。

文章ではどうでしょう。文章なら読み返すことができるし、書く側も推敲ができるので、正確に記述できていれば厳密には「つまり/要するに」は全く不要ということになりますね。でも、やっぱりどの表現が最も理解が早いかは聞き手/読み手次第ですし、読み流されることを避ける為というのもあり、「つまり」で複数の表現を用いたりします。

と、こういった感想は「濫用」というキーワードのみに反応した場合なんですが、私、「かなり気がかりな日本語」の方を読みました。中身を見て上記がどういうことを言っているかが解ったんですが、上記した通り、「要するに」と言っていながらその先が要約になっていないじゃないか、というツッコミだったのでした。さらには、上記のような「言い換えると」の意味ですらなく、前後の文の関連がなくても繋ぎとして使われるようなこともあるそうで。そういう状況を指して濫用と書かれていると解り、ちょっとほっとしたり^^;。

要するに、「要するに」の利用回数が問題なわけではないということですね。

私は、「要するに」をうまく使える/使おうと努力する人は、文章を短く表現する能力が鍛えられていると思います。もちろん、それを繰り返すうちに自分にとってのベストの表現方法が定まってゆき、年とともに「要するに」の利用頻度が下がっていくのかな、とは思いますが。

P.S.
させていただく」についてももちろん触れられていました。私の文章で多用している"と"とか"が"には触れられてなかったかな?^^;
「基本的に」も。これは私もうっかり誤用していたことがあったような…^^;。(もちろん本当に"基本的"ならいいんですよ)
ところでこの本自体の感想ですが、正直言って、神経質に過ぎます。「来週」を「翌週」と呼ぶのはどうか?とか。でも外国人に日本語を教えるという著者の立場からすると、現代日本語についてはがゆく思う気持ちはよくわかりました。

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